「家を建てる」 という事 5
大工道具の整理をしていたら、 何かの袋が出てきました。
中は、現場で集めた 木片などのガラクタがいっぱい。 (汗)
処分する前に、 ネタとして活用したいと思いますので、
ご協力のほど、 何卒宜しくお願いいたします。 (__)

これらは、住宅の造作材として使われている物です。
左から、MDF、集成材、無垢(ムク)材となっています。
説明しますと、 MDFは木質材を接着剤で固めた物、
集成材は薄い材を貼った物、 無垢は木そのものです。
いろんな材料がある理由を、考えてみたいと思います。
一番の理由は、 無垢材(つまり木)は狂うからです。
良く言えば、湿気を吸ったりはいたりしてくれますが、
乾燥収縮や変形をするので、クレームの原因になります。
今は、家を工業製品の様にとらえる方も多いので、
少し隙間があると気になったり、 不安になりがちです。
それも理解できるのですが、自然の材料を使う以上は
ある程度の許容範囲を持って欲しいというのが本音です。
そういうクレームを嫌うビルダーは、無垢を使いません。
造作材で言えば、MDFや集成材を使う事が多いです。
MDFは、粉にした木を固め、ビニールで巻いた物です。
集成材は、スライスした板を狂いにくい様に接着した物。

断面をみると、MDFと集成材は45度に合わさってます。
どちらも角を落として(面を取って)いるので、少し見ても、
素人の方だと本物の木かどうか分かりにくいと思います。
建築の仕事に携わる人だと、風合いで分かるでしょう。
木に見えて、狂いにくければ良い事だらけの感じですが、
高断熱・高気密住宅になるにつれ、問題も出てきました。
それは、 接着材などから揮発する有機化合物によって、
アレルギーなどの症状を訴える人が 増えたからです。
その後、国の指導で、 計画換気が義務付けられました。
新建材に使われている ホルマリンなどから揮発する
ホルムアルデヒドなどを排気し、 空気を取り入れる為です。
建材の見直しがされ、今は濃度の低い物が使われています。
F☆☆☆☆(フォースター)と呼ばれるものが、殆どです。
このFというのは、 JAS(日本農林規格)の濃度単位で
最小の物。 これがJiS(日本工業規格)だと又違います。
そこら辺が、 個人的にはややこしく感じています。 (一一;)
昔は、 大工さんが 木を見て加工していたのですが、
今は 合理化の為に工場で作られる事が多くなりました。
木には、 元の形や木表側に反るという性質があり、
見て加工し、 使うには ある程度の熟練が必要です。
加工した材を使う場合、 木の曲がりを見る必要が無く、
機械的に組み立てるだけなので、 施工性は良いです。
ただ、建築の仕事をしている立場の人間から見ると
無垢の材には味があり、いいものだなぁ♪と感じます。 (^^)
| 畠山 一郎 | 12:35 PM | comments (0) | trackback (x) |











